生後6ヶ月ころ、初めての病気が多いのはなぜ?
赤ちゃんはお腹の中にいる時に、胎盤を通じて
お母さんがかかったさまざまな病気の免疫(移行免疫)をもらいます。
また、出産後2週間くらいの間に分泌される初乳にも免疫が含まれています。
しかし、これらの免疫は「麻疹(はしか)」などの、一部の病気に対してだけなのです。
通常言われているのは・・・
麻疹:生後3カ月までは非常に有効。生後8カ月をすぎると通常無効。
風疹:生後6カ月頃まで有効。
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ):生後10カ月くらいまで有効。
水痘(みずぼうそう):生後1カ月くらいまで有効。
百日咳:免疫はもらえない。
かぜのウイルスに対する免疫は、はしかなどに対する免疫と異なり
成人でも一過性ですから、赤ちゃんにはほとんど移行しません。
したがって、生まれたての赤ちゃんでもかぜはひきます。
よく、「生後6カ月まではかぜをひかない」と言いますが、そのようなことはありません。
赤ちゃん自身には、まだ抗体を作る力がないので、
抗体は消費される一方です。
生後6カ月ころは一生でいちばん抗体の減る時期なのです。
そのため、このころにはじめての病気にかかりやすいのも、そのためなのです。
私の経験から言うと、
『お母さんの風邪は、新生児であろうとうつります!(断言)』
実際、夏に生まれた娘(生後1ヶ月)に、私は冷房でひいた風邪をうつしてしまい、
予定されていた手術を延期せざるを得なかったという、にが〜い経験があります。


