対症療法(たいしょうりょうほう)って何?
熱が出たら解熱剤、痛みに鎮痛剤、咳に咳止めというように、
病気の不快な症状を和らげる治療法を 「対症療法」 といいます。
対症療法は、痛み、熱、下痢、咳、痰、鼻水、動悸、息切れ、呼吸困難、震え、かゆみ、発疹、めまいなど、あらゆる症状が対象になります。
しかし、対症療法には、充分な注意が必要です。症状を抑えるだけで、本来の病気に悪影響がない場合はよいのですが、元の病気を悪くすることが、しばしばあるからです。多くの症状は、病気の原因を取り除こうとする、正常な生体反応の結果なのです。
発熱は、ウィルスや細菌の侵入に反応して、それらの病原体を排除しようとする防衛反応の一つ。下痢や咳も同様です。その大切な生体反応を抑えてしまうことは、感染症などの原因を取り除くのを遅くしてしまう恐れがあるのです。実際、感染時の解熱剤や下痢止めなどは、多くの場合で、完全回復を遅らせることが知られています。
対症療法は、元の病気が悪化しない程度で、副作用が効果をしのぐことがないように最小限にすることが大切だといえます。


