ノロウイルス胃腸炎 どんな病気?症状は?
◆どんな病気?
冬季乳児下痢症の原因ウイルスのひとつで、11〜3月ころの冬の時期に多く発生します。
感染力が強いので、集団発生することもあります。感染経路は、口を通して起こる経口感染。感染した人の糞便で汚染された、飲料水やたべものを口にすることで感染します。特に貝類(カキ貝、2枚貝の生食)はノロウイルスを多く含んでいる可能性があるので、よく加熱してから食べたほうがいいでしょう。このように食品を通しても感染が広がることがあるために、食中毒の病原体にも指定されています。
◆症状は?
感染してから症状が出るまでに、通常1〜2日かかります。
突然の嘔吐で始まることが多いです。一般的には比較的症状は軽くだいたい1〜2日で治まりますが、激しく数十回も吐くことがありますから、脱水症にならないためにも、十分な水分補給を心がけましょう。
下痢は腹痛を伴い、白色〜クリーム色の水様性の便が出ることもあります。このような便が出たときは、診断の決め手になることもあるので、診察に持参してくださいね。
また、38〜39度くらいの熱を出す場合もありますので、体温のチェックもお忘れなく。
◆治療法は?
現在、このウイルスに効果のある抗ウイルス剤はありません。このため、通常、対症療法が行われます。特に、体力の弱い乳幼児は、脱水症状を起こさないように、水分の補給をしっかり行いましょう。脱水症状がひどい場合には病院で輸液(点滴)を行うなどの治療が必要になります。病院に連れていかなければならない脱水症の見極め方は脱水症の症状をご覧ください。
ノロウイルスは手指や食品などを介して、経口で感染し、ヒトの腸管で増殖して、おう吐、下痢、腹痛などを起こします。下痢や吐くことで、子供たちは一生懸命ウイルスを体の外に追い出そうとしています。こういった理由から、止しゃ薬(いわゆる下痢止め薬ですね)は、病気の回復を遅らせることがあるので、できるだけ使用しないことが望ましいです。
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