ロタウイルス胃腸炎 どんな病気?症状?

◆ どんな病気?

晩秋から冬、初春(11月から4月までの冬季)にかけて見られる流行性の腸炎です。ロタウイルスによる感染性胃腸炎の場合、潜伏期は約2日です。

3〜8日続く水様性の下痢と嘔吐が特徴です。発熱と腹痛がしばしばおこります。咳や鼻水が見られる場合もあります。また中には、ロタウイルスに感染しても何の症状も示さない子供もいます。治ったあとの免疫は不完全で、またかかることもありますが、二度目にかかる場合は重症でないのが通常です。特に下痢便は黄色〜白色の便になるのが特徴的で別名「白色嘔吐下痢症」や「仮性コレラ」、「冬期乳児嘔吐下痢症」とも言われます。

患者から周囲の人たちへの主な感染の仕方は、患者の便の中に出てきたロタウイルスが手などによって運ばれて、周囲の人たちの口の中に入ることによります。しかし、気道の分泌物や他の体液にも、ロタウイルスが少量ながらも出て来ることが報告されていて、鼻水等による感染の可能性もあります。ロタウイルスは体外の環境下でも安定であるため、ロタウイルスにより汚染された水や食物を飲食したり、ロタウイルスにより汚染されたおもちゃをしゃぶったりしても感染します。

ロタウイルスによる感染性胃腸炎の場合、下痢症状が出る前から下痢症状が終わって2〜3日後までは、患者の周囲の人たちが感染する可能性があります。通常は免疫機能が低下していない限りは、入院治療にいたることは少ないです。脱水を防ぐために水分を口からよく補給することが大切です。

ロタウイルスによる感染性胃腸炎の場合、脱水のため点滴が必要になり40人に1人くらいの割合でこどもが入院しているほど水分補給は大切です。